福島でいま何ができるか?その②
トランジションビジネスの具体例
ぼくはタイニーハウスを福島でも普及させたいと考えているので、ビジネスの中心にタイニーハウスを置きます。例えば、以下のようなモデルです。
収益性)
- タイニーハウス建築者への場所とシステム・工具提供によるサービス利用料収入
- タイニーハウス製作受注
- 簡易労使契約システム利用料
- 上記システムのパッケージ展開による収益
- タイニーハウスでの宿泊費(airbnbなどの宿泊場所提供サイト登録による)
メリット)
- タイニーハウスでの暮らしに共感する仲間を増やすことができる
- 地域の人の交流が活性化され、トランジションタウン形成に寄与できる
- 地元の木材を使用するなど、環境保全に貢献できる
- 地域でイノベーションを起こしたい人の育成
- コワーキングスペースで一日中考えていても行き詰まるので、そんな時に息抜きがてら、農作業で運動し、リフレッシュすることができる。
工夫のしどころ)
- 労使システムの利便性をどう高めるか?(時間単位での労働を可能にするスケジュール登録、成果に対する容易な合意形成を促す等の機能実装)
- ボランティア参加希望者の有効活用(コワーキングスペース無料貸出等)
- 初期投資を抑えられるか?(中古物件、中古工具等の活用)
想定リスク)
- 福島でタイニーハウス需要が見込めるか?
- 労働力提供者は、稼げるか?
- 参加者が怪我をした場合の考慮は大丈夫か?(傷害保険、事業継続性)
- 労使のいざこざ発生、仲介
- 使用する木材の線量調査費はコスト高とならないか?
採算がとれるのか、が事業継続の最重要ポイントです。事業計画を立てている段階ではないため採算性は不確かですが、福島でやることを考えると、母数の少なさがあり、けっこう厳しいという印象はあります。YADOKARIに見られるようにミニマルライフに憧れる人や、休みの日はクラインガルテンを利用するなど自然に囲まれて過ごしたいという人が増加傾向にあるので、首都圏近郊であればそれなりに需要の見込めるビジネスモデルではないかなと思います。
次回は、
「エコプロダクツ展2014報告」
として、12/14以降の更新を予定しています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。