tiny houseで暮らす3つの理由 その②
tiny houseで暮らしたい理由、2つ目
「場所に縛られない生活ができる」
です。
世の中いつなんどきこれまで当たり前だと思っていたものが
当たり前でなくなるか分かりません。それを強く感じたのはやはり東日本大震災です。
多くの被災者が、不運にも慣れ親しんだ土地を離れなければならなくなりました。
福島県だけをとっても、3年経過した今でさえ13万人が避難生活を送っています。
地震に限らず、異常気象で住む家を失うリスクも多くあるでしょう。
(台風、土砂崩れ、雪崩、噴火etc)
それから、僕は
土地と家を買って定住することに喜びをまったく感じません。
不動産を買う理由は、人それぞれ違うかもしれません。
- 自分の身に万が一何かあっても、愛する家族に最低限住まい(資産)を残せる。
- 30年ローンを組むことで、自分を追い込み生きる糧にする。
- 土地が元々あるので、建てる選択肢しかない。
とは言え、不確定な時代です。前述の災害リスクに加えて、
グローバル経済のなか不動産が無価値にならない、
とは誰も断定できないと思います。
さらに言えば、仕事についても不確定さは大きいです。
起きて欲しくないことばかりですが、
事前に準備をしておくにこしたことはありません。
買わずに、賃貸でいいじゃん
という意見がありそうですが、仕事を失ったとしても住んでいられる
持ち家はやはり魅力的です。
tiny houseを停めておく駐車代は?
これは都市部の場合、難しい問題です。普通に賃貸を借りた方が
安いかもしれません。僕が暮らしているのは福島の田舎なので
土地には困らなさそうです。
tiny house愛好者同士がつながるコミュニティが盛り上がれば、
共同で土地を借りるなどのやりとりができるのかもしれません(今後に期待!)
土地に対して
突き抜けた考えを持っている人を紹介します。
「独立国家のつくりかた」著者で、建てない建築家の坂口恭平氏です。
彼が主催する「zero public」というゼロ円生活プロジェクトの中で
余っている土地を所有者から提供してもらい、シェアするという活動があります。
残念ながら、出版された2012年当時から土地面積は変わっていないので
プロジェクトとして停滞しているように見えます。
でも家賃や食費を0円で賄う、その代わり社会に役立つことに一生懸命取り組む、
という既成概念の壊し方には大きく共感するところがありました。
助け合いの精神がその共同生活空間には感じられたからです。
The value of a man should be seen in what he gives and not in what he is able to receive by Albert Einstein
少し脱線しましたが、2つ目の理由を言い換えれば
来たるべき危機に備えて、身軽でありたい
と思っています。
またまた長くなってしまいましたが、
最後まで読んでいただきありがとうございます。
次回は、3つ目の理由
「家にいながら旅に出られる」
についてです。