tiny houseで暮らす3つの理由 その①
「tiny houseで暮らす」
というタイトルにtiny houseでの暮らしぶりが観れると興味を持たれた方には申し訳ないですが、僕はまだtiny houseには住んでいません。願望段階で失礼します!
近い将来tiny houseに住みたいなぁと思いつつもまだ資金的な余力がないため、まずはその動機やtiny houseの良さ、住むための心構えなどについて共有していけたらと考えています。
なぜtiny houseで暮らしたいのか?
理由は
1.限られたエネルギーで暮らすライフスタイルに魅力を感じる
2.場所に縛られない生活できる
3.家にいながら旅に出られる
といった感じです。
tiny houseとの出会い
出会いといっても、恥ずかしながらまだ実物を見たことはありません。キャンピングカーに対する憧れは昔からあったものの、tinyhouseを初めてWeb上で知った時は衝撃でした。そのtinyhouseは、こじんまりとしたロッジのような外見に対して、家の中は以外と広くてキッチン、トイレ、ベッド、シャワーと生活に必要そうなものは大体揃っており、もともとミニマリズムや機能性重視に傾倒しているわたしにとって、どストライクなライフスタイルだと感じました。
目指すもの
tiny houseで暮らしたい理由の1つ目に「限られたエネルギーで暮らすライフスタイルに魅力を感じる」を上げました。tiny houseでの暮らしは「限定」がキーワードだと思います。水も食料も空間も限られる。本当に自分に必要なものに気づかされるんじゃないか、そんな希望を抱いています。そして地球温暖化が叫ばれる中、一人一人がエネルギーや資源の使い方を真摯に考えて生活していく必要があると思ってます(ことさら環境不安を煽りたいわけではありません)。
余談ですが僕の母は、モノが捨てられずゴミに囲まれた暮らしをしています。本人は、ゴミを排出しないで環境にいいことをしている、と満足げな様子です。僕はそれを見て、
「自分の周りだけエコにしていても、それはエゴで、中国をはじめとした著しい環境汚染を変えなきゃ、意味ないじゃん。。」
とずっと思っていました。でも、福島第一原発事故でその考えは変わりました。
あの事故を引き起こしたのは何だったか?
直接的にはもちろん東日本大地震です。でもそれはあくまでも引き金です。根底には、自分自身含め、多くの人がエネルギー消費を意識することなく湯水のごとく使ってきた結果じゃないかと。市場経済の中で大量消費を是としてきた企業や国の責任もあるでしょう(CSR活動も多くの企業が取り組んでいますがまだまだ表面的)。その根本を見直さないと、何も変わらない、脱原発には実質的に向かわない、また別な場所で何かしらのトリガーで起こりうる事故と思っています。
もちろん脱原発に向けた声を上げている方々は素晴らしいと思います。
誰しもが、原発のリスクをあの事故で知りました。でも
といった理由に下支えされ、事故ったらヤバいことを大勢が理解しつつも川内原発が再稼働されたことは周知のとおりです。
ところで、家庭で消費されるエネルギーが全体に占める割合をご存知でしょうか?実は14%程度しかありません。でも生活を維持する部分に消費されるエネルギーを含めると、もう少し割合は増えるでしょう。
(資源エネルギー庁より)
2.1.2 部門別エネルギー消費の動向 │ 資源エネルギー庁
また世界と比較するとどうか?
中国やアメリカと比べるとだいぶ見劣りしますが第5位のエネルギー消費国です(右下図)。
これを見るとなおのこと、
日本人の消費が変わっても大したことないじゃん
との意見がありそうですが、エネルギー、資源を大量消費する他の国や人に対して、
ぼちぼち考え方変えんとー
と言うためには、まず自分から変わらないと説得力がありません。
節エネしていかないと何十年後かの日本人困るじゃん
という声を僕は上げたい。行動していきたい。その宣言としてのtiny house, tiny lifeです(あくまでも節エネの手段としてのtiny house)。利権ガッチガチの行政には正直まったく期待していません。
なのでまずは自分が変わろうと思ったわけです。この考えに至るまでには震災から3年かかりましたが、一福島県人として、変わる、変えていく責務があると、まぁそこまで大げさではないですが、思うところはあります。
It is not the strongest or the most intelligent who will survive but those who can best manage change by Charles Darwin
tiny houseが果たしてエコか、というところは
全てがエコとは言えない、と思ってます(いくつかyoutube見た感じ)。ソーラーパネルも製造工程や寿命後のトータルエネルギー換算で考えた時、果たして環境に優しいものか、賛否あるでしょう。胸を張ってエネルギー節約してます、というためには相応の工夫と考え続ける覚悟が必要です。なのでお金ができても安易に既製のtiny houseを買うことはしないつもりです。
モノへの依存ではなく、元来日本人がモノには魂が宿るというほどに大事にしてきた江戸で育んだ文化や、知足の思想だったりがきっと役に立つはずです。そんなところも今後紹介していきたいと考えています。
tiny houseで暮らしたい理由2つ目については
また次回。
興味があればまた続きを見てもらえたらうれしいです!