tiny house生活で必要なもの
tiny houseという限られた空間で生活するために必要なものは何でしょうか?
今の多くのモノに囲まれた生活から、不要なものを一個一個削っていくというアプローチは大変です。なので、最低限必要なものをスタートとしたいと思います。
最低限必要なものを、どう絞り込むのがいいでしょう?
バックパッカーの荷物?確かに身軽ですが、軽すぎます。バックパック旅行はある程度の安全性が保証されています。
ぼくは災害避難時の荷物をイメージしました。みなさんは災害が発生することを想定して、すぐに避難ができるための荷物をまとめているでしょうか?ぼくは恥ずかしながら、最近ようやく準備しました。まだ、という方がいればこの機会に是非。
その中身ですが、大別すると以下のカテゴリーにまとめることができるかと思います。
- 衣
- 食
- 住
- その他
そして、それぞれに対して、以下のような質問をすると漏れがなさそうです。
- 何が何日分必要?
僕の場合、
衣であれば、
季節毎の衣類(夏、冬)、下着、靴下x3日分、洗濯用品(バケツ、洗剤:僕はランドリーナッツを入れました)、ハンガーx3
食については、
水1週間分(1日1リットルとして、10リットル)、保存食1週間分、調理具(湯沸かし、フライパン)、魔法瓶、箸、お椀
※ 荷物を減らしたいならLifeStrawがいいかもしれないです。
住については、
シュラフ、かけ布団x1、トイレットペーパーx3、タオルx2、新聞紙適量、ビニール袋適量
その他は
金銭関係(現金、通帳)、ランタン、ライター、ハンモック(余計?)
となりました。これに普段高頻度で使っている、携帯電話、USB充電器が加わればぼくは当面生きていけそうです。
では以上のベースに何を加えていくか、に話を移したいと思います。
それってほんとに必要??
って突き詰めて考えると案外不要だったりすることに気づきます。
例えば、本なんかは今や電子書籍としてスマホで大概読めますし、図書館でカーリルこともできます。
情報を得るためのテレビ、ラジオ
情報統制されない限り携帯で見れます。東日本大震災時もデータ通信は機能していました。テレビやラジオのような一方向のメディアより、自分が必要な情報を即座に得られるのはネットの方に強みがあると思います。
家電一般
tiny houseでも電力供給する術はあるので、持ち込みは可です。でもぼくは極力減らしたい。下でも触れたとおり、節エネがtiny houseで暮らす目的だからです。
冷蔵庫:
いりません。発泡スチロールの箱があれば結構持ちます。腐りそうなものは、燻製にしちゃいます(興味のあるかたは、この本お勧めです)。
洗濯機:
いりません。つけおき洗いすれば、大概の汚れは落ちます。洗剤もランドリーナッツ(ソープナッツ)で十分です。
冷暖房器具:
いりません。夏はウチワ、冬は厚着で乗り越えられる、はず!
照明器具:
早寝早起きで照明のいらない生活をするので、必要最低限にします。普通のランタンだと、一酸化炭素中毒(昔ロッジで死にかけました。。)の心配があるので電気もしくはソーラーランタンがあるとグッドです。余談ですが、最近家の中でも部屋間を移動するときにソーラーランタンを使っていて、ライトが照らす限られた視界にちょっと楽しさを感じています。洞窟を探検するインディージョーンズな気分です。
コンロ:
外で調理したら周りに迷惑が掛かるような場所であれば、必要だと思います。でなければ、焚き火。何か節エネで安全な加熱器具があれば教えて下さい!
家電はそんなところでしょうか。
家電は主婦の手間を減らすために普及したのに、それじゃ手間増えるじゃん!!
という激しい反発を奥様方からいただきそうです。それは覚悟の上です。でもよく考えてみてください。手間を減らすことで、何が増えたかを。間違いなく電力消費量は増えました。
資源エネルギー庁「総合エネルギー統計」より
家庭だけに限れば1965年と比較して、3倍近く増えています。人口は、この間約1.3倍の増加です。核家族化で戸数が増えたことによる消費電力増という要因もあるかとは思います。上記図の業務部門の著しい増加には、コンビニ増、空調使用増などの背景があります。楽で快適な生活を手に入れるために、どれだけ電力の無駄使いをしているかがよくわかるかと思います。
ここにメスを入れていくためにも、それぞれが生活を見直す必要があると考えます。
言わんとしていることは分かるけど、子育てに追われてそれどころじゃないよ!!
という子育て世代の切実な声も多くあるかと思います。これには、コミュニティ内での協力が不可欠です。
洗濯物は、持ち回りで手の空いている人がご近所さんを思いやって洗ってあげる。頼みたい人が、迷惑をかけていると感じずにお願いできる、そんな仕組みを作る必要はありますが、それが近所のおばあちゃんの健康づくりややりがいに繋がったりするかもしれません。
料理を多めに作って、周りとシェアするのも熱効率的に素晴らしいと思います(食中毒に十分気をつける工夫は必要)。 冷蔵庫を持たないので、まめに買い出しに行くことになりますが、それも余裕のある人が協力してまとめて買いに行くことで解消できることです。
長くなりましたが、要は節エネにはより助け合える社会への変革が欠かせない、ということを主張したいです。
もうすこし続けます。
お風呂:
毎日は入らないのでいりません。近くに銭湯があれば、そこでいいかな。こんな方法もあります。
トイレ:
ほしいです!完全リサイクル型のtiny houseにしたいので、糞尿は江戸時代のように肥料にするつもりです。
江戸が話に出たので、
次回は
「江戸の完全なるリサイクル」
を取り上げたいと思います♪
最後まで読んでいただきありがとうございました。